フリーランスにとって最大の難関、営業。
これが、子供がいて会社勤めもしていると、なかなか難しいですよね。
でもフリーランスだと自分で営業しないと仕事は入ってきません。
ですが私はいろんな方法を試行錯誤し、営業開始から実に2年、毎月お問い合わせをいただくまでになりました。
何を行なっていたか、忙しくても合間でできる営業方法を紹介していきたいと思います。

フリーランスで営業は必要?
フリーランスで営業は必要でしょうか?
答えは、一概には言えないです。
何を営業として、何を営業としないかにもよりますが、知り合いに声をかけて仕事をもらい、それがコネクションで繋がって継続的に仕事をもらえる方もいらっしゃいます。
ですが、ほとんどの方で営業は必須と考えて良いと思います。
フリーランスを初めて、「フリーランスやってます!」と言ったところで、誰も振り向いてはくれません。
自分を求めてくれるであろう人に直接魅力を伝えなければ、仕事依頼にはつながらないと思うからです。
ですが、フリーランスの不安定さに不安な方は、最初は兼業からと考えるかもしれません。
もちろん私もその一人です。
現在も兼業でやってます(やりたいことが多いという理由もありますが)
ですが、仕事もあるのにフリーランスの営業なんて…と思いますよね。
ですが、隙間時間を有効に使えば実現できます!
育児と仕事の合間にできる営業方法
私の場合ですが、日中は毎日仕事があり、家では子供をワンオペで見るというハードな日常にフリーランスの活動を無理やり入れ込んだので、最初はかなり大変でした。
ですが、結構営業も嫌いじゃないタイプなので楽しんでやれたかな、と思います。
私が使えたのは、平日休日ともに子供が寝てから自分が寝る3時間ほどです。
では、どんなことを行ってのか紹介していきます。
webサイトを作る
今やフリーランスの必須営業ツール、webサイト。
迷わず作りましょう。
サイトに掲載したい内容としては
- プロフィール
- 作品(ポートフォリオ)
- 自分の他にない強み
- お問い合わせメールフォーム
以上は必須と言ってもいいでしょう。
自分で作る
自分で作れる方は自分で作ってしまうと費用がかからず良いです。
凝ったものでなくとも、しっかり更新したり、自分の魅力を伝えられるサイトであれば、デザインや仕組みなどは気にしなくて大丈夫です。
ただ、最低限のSEOの知識を習得し、サイトに入れ込んだ方が良いと思います。
私はweb製作者なのでwebサイトを作るスキルはありましたが、知識などがなくてもwordpressなどで簡単にwebサイトを作ることができます。
サイトにかかる費用はドメイン代とサーバ代、あとは各自のネット通信代のみで、大体私の場合年間で8300円ほどです。
月に換算すると700円に届かない程度ですので、気軽に始めることができますよ。
↓サーバ・ドメインはこちらで!↓


外注する
webサイトを作成するのに不安がある、知識不足でうまくできる気がしない、そもそもパソコン作業が苦手、作品作りに集中したい…などの場合は外注してしまうのも一つの方法です!
今ではココナラなどで、安くで個人のプロの方に依頼することもできるので、自分は希望や原稿を提出するのみでOKの場合がほとんどです。
1万円〜でワードプレスで作ってくれる方もいるので、よく調べて、よく相談した上で依頼してみましょう。

SNSで作品をアップする
twitterやInstagramなどで作品をアップし、タグ付などでたくさんの人に作品を見てもらう機会を作る方法です。
気に入っていただけた企業の方から依頼が来る可能性があります。
私自身あまり効果はありませんでしたが、いいねなどがもらえると嬉しかったり、作品作りのモチベーションとして利用していました。
SNSで作品をアップして仕事につなげるメリット
- いいねなどで気軽に反応してもらえることで、モチベーションにつながる
- 仲間が増える
- 応援してもらえる声が直接聞ける
- 無料で気軽にできる
- リスクが少ない
- 楽しみながらできる
SNSで作品をアップして仕事につなげるデメリット
- 真剣に仕事につなげるならSNS運用のスキルが必要
- 継続が大事
- リスクが少なく、無料で簡単にできるため、ライバルが多い
- 検索で見つけられにくい
- 成果が得られないとモチベーションが下がる
メール営業
これは特に営業らしい営業かもしれません。
将来取引したいと自分が思う、自分の商品を買ってもらえそうな企業に直接メールを出します。
ただ、ビジネスのメールなので基本的に相手の会社の営業時間内に送信する必要があります。
私は会社で営業メールを受け取ることもありますが、たまに時間外でも送ってくる方を見かけます。
気にしない企業も多いかもしれませんが、会社のスタッフさんによっては会社に来たメールを自分のメールに転送をかけている場合もあります。
深夜に相手側の担当者さんのメールに通知を送ってしまうことを考えると、避けた方が良いと思います。

でも日中働いてるのに、営業時間内にメールなんて送れないよ!
という方もいらっしゃいますよね。私もそうでした。
そこで私が使ったのはGmailです。
Gmailは、送信予約機能があるので、自分の独自ドメインのメールアドレスをGmailで使用できるように設定し、送信元をそのアドレスにして、相手企業の営業時間内に届くように送信予約していました。
■独自ドメインのメールアドレスをGmailで送受信する方法は以下を参考に!
【図解】Gmail で独自ドメインを利用できる?具体的な設定方法を図解付きの9ステップで解説!
■Gmailの送信予約方法は以下に方法が掲載されています。
メールの送信日時を設定する – パソコン – Gmail ヘルプ
メールの内容には、以下を記載すると良いです
- 自分の名前、肩書き(webデザイナーの○○です、など)
- 簡単な自己紹介
- 実績や作品(本文内に貼り付け)
- ポートフォリオサイトのURLのリンク
- お問い合わせいただけるときに、送ってほしいメールアドレス
ちなみに私が実際に送っていた営業メールはこちらです↓
件名:webサイト制作のご提案【webデザイナー あむ】
株式会社○○
ご担当者様
初めまして、WEBデザイナーのあむです。
お忙しい中、突然のメール失礼いたします。
貴社のホームページを拝見し、理念に共感し、ご一緒にお仕事させていてただけないかと思いご連絡いたしました。
私は女性向けデザインを得意としており、ユーザー目線で利用しやすいサイトづくりを日々意識しております。
よろしければ作品の方をご覧いただきたく、サンプルと、webサイトのURLをご送付させいていただきます。
Webサイト:URL
ご興味がございましたら、メールアドレス(xxx@xxx.com)までご連絡いただけますと幸いです。
お忙しい中、お読みいただきありがとうございました。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
あむ
サンプル:スクリーンショットや画像などを2〜3枚貼り付ける。企業相手の実績の場合は企業名なども添える。
よろしければ、参考にしてください。
有給などを使って直接営業
直接営業の利点は、なんと言っても直接会ってお話ししていただくことで、こちらの人となりや人間性も一緒に見ていただけるというところです。
直接作品を見ていただけるので、感想もその場でもらえます。
また、相手側企業がどんな人を求めていて、どんな仕事があるのかも伺うことができるので、メールのやりとりなどがなくても、その日にいろんな点をアピールし、事情をお伺いできます。

ただ、コミュニケーションが苦手な場合はかなり難易度高い
直接お会いする場合は、できるだけメールや電話などで作品を見ていただきたい旨を伝え、「できれば直接お伺いしたいです」と伝えます。
相手側が忙しく、直接の訪問ができない場合は、ポートフォリオサイトのURLを送ったり、作品集を郵送して良いか伺いましょう。
当たり前ですが、多忙な中お会いしてくれるので、時間には間に合うよう気を付けましょう。
【結論】一番効果があったのはwebサイト
上記の営業を行い、結果として仕事を得られたのは、
メール営業:1件
直接営業:0件
SNS:0件
でした。
そうです。私、ほとんどWEBサイトからお問い合わせいただき、受注しています。
webサイトでは自分が提供できる商品のページにアクセスが多く、次にブログへの流入です。
webサイトはデザインに凝ってシンプルにしがちですが、検索エンジンはほとんどテキスト情報しか読めませんので、テキストやAltなど、SEO対策を施した、充実したコンテンツを作成する必要があります。

私もまだまだこの点に関しては発展途上で試行錯誤の日々です
ですが、webサイトは24時間働いてくれる営業マンなので、特に注力したい営業ツールだと思います。
育児中や会社員でも、忙しい間に営業してくれるので、是非時間をかけても作ってほしいです。
これからのフリーランス活動では必須のツールと言えますので、是非導入してください!